HIMITSU KICHI
何の為でもない
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怯えは揺らめき
いつだって、別れというものに対して一種の怯えみたいな感情を抱えている。
いばらのようだと思う。ある程度の距離を保てば何の変哲のない姿なのだけど、近づこうとするととげとげ突き刺して、近寄らせることを拒む。自分から近づこうとしない。
〝こっちに来たら痛いぞ、だから必要以上に近づかないで〟それはなんとも弱々しい、怯えながらの脅迫だ。
そうやって保身をしているつもりが、本当は逃げているだけなのだろうなとも思う。近づいてくるものはすべて怖い。いつか本当の姿を知った時、簡単にそばから離れていってしまうんでしょう。永遠なんて無いと君はとうに知っている。そう呟いて、いばらの奥に引きこもる。
だけど外の世界はいつも明るくて。いばらの檻から見る隣の芝はいつだって青く、よく知らない世界は輝いている。指をくわえながら君は見つめる。飛び出す勇気を絞り出すことのできないまま、いばらのとげを踏みつけて壊すことのできないまま。もしかしたら、檻を壊して中に入ってくる何かや誰かをただじっと待っている。

離れてしまう。いなくなってしまう。失ってしまう。壊してしまう。
大事なものを作るのが怖い。大切な人ができるのが怖い。そして、本当に守りたいと思えるものが果たしてできるのだろうかという不安みたいなものが、底の方でゆらゆらと揺らめいては消える。
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